
分科会
分科会
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分科会Ⅰ
①教科等の指導
栃木県立岡本特別支援学校
涌井 真貴子・菅原 康一・宇梶 剛史
『医療的ケア対象児童生徒の個に配慮した体育的指導』
幼い頃より自由に体を動かすことを制限されてきた児童生徒にとって、体育の授業はとても楽しみな学習でもある。さまざまな動きを経験することで、運動の楽しさや達成感を味わうことができるように、教師間や学校看護師と連携を図った授業を展開した。
岡山県立早島支援学校
酒井 満
『適切な実態把握と指導目標・指導内容の設定による授業づくり
~病弱部高等部生徒の主体的に学習に取り組む姿~』
「観点別学習状況の評価」における観点の一つである「主体的に学習に取り組む態度」に着目し、「主体的に学習に取り組む姿」とはどのような姿か、そのために適切な支援を整理し、共有する方法について、具体的に発表する。
②自立活動の指導
和歌山県立みはま支援学校
野田 真衣
『トラウマを抱える生徒が自分らしさを取り戻すための自己理解を促す支援』
病気や障害からくる困難によりトラウマを抱えた児童生徒は、新たなことに挑戦する気持ちを持ちづらいことが多い。自立活動での検証作業を通して、自己理解を深め、少しずつ自己実現に向かうことのできるようになった取組について発表する。
香川県立善通寺養護学校
光家 理恵
『精神疾患のある生徒の教育的ニーズに応じた自立活動の指導
~自分に合った習慣形成を支援する取組を通して~』
香川県立善通寺養護学校では生徒の教育的ニーズに応じた自立活動を行っている。精神疾患のある対象生徒が心理的不安を抱えながらも、思いを伝えることで自己を見つめ直し、自分に合った習慣形成をめざす1年間の歩みについて紹介する。
③進路指導・キャリア教育
東京都立武蔵台学園府中分教室
下村 太郎
『病院内学級中学部(からだ診療部門)でのキャリア教育』
これまで実践してきた病院内学級中学部(からだ診療部門)でのキャリア教育を紹介する。主な内容は「先輩の話を聞く会」「進路報告会」「職業を知る~社会人へのインタビューを通して~」「文集の製本作業」「自分の未来をつくる」である。
島根県立松江緑が丘養護学校
川内 優・佐々木 志保・森井 明美
『病棟生の進路指導・キャリア教育の取組 ~「みどりコンソーシアム」の取組から~』
令和3年度より「みどりコンソーシアム」を立ち上げ、テーマごとのプロジェクトで話し合いや意見交換を重ねている。その中から、病棟生の進路指導の取組、重度重複障がい児のキャリア教育についてのアイデアを紹介する。
④センター的役割
秋田県立秋田きらり支援学校
藤原 恵理子・小林 佐知子
『病弱教育サポートセンターきらり✩の取組~在籍校が主体となって進める入院児への支援~』
本センターは秋田きらり支援学校の病弱教育部門の組織で、開設3年目となる。秋田市内の総合病院に入院する幼児児童生徒への相談及び支援を中心に進めており、その現状と、入院から復学までをサポートした実践例を発表する。
鳥取県立鳥取養護学校
福田 嘉子
『センター的機能における関係機関との連携 ~地域のニーズに応じたセンター的役割をめざして~』
教育相談、就学に向けた取り組み、研修会の開催等、地域のニーズに応じたコロナ禍での取り組みについて発表する。
⑤PTA
熊本県立黒石原支援学校
古閑 由加里
『3年間のPTA活動の振り返りと今後の展望について』
熊本県立黒石原支援学校PTAの3年間の活動を振り返り、一つ一つの活動について、運営上工夫したことや配慮したことを紹介するとともに、新型コロナウィルス感染防止対策を踏まえた今後の活動の可能性等について考察する。
山口県立豊浦総合支援学校
坂井 直樹
『コロナ禍だからこそ活性化させたいPTA活動~保護者もICT活用の促進を~』
コロナ禍により、PTA活動が中止若しくは制限を余儀なくされる中、ビデオ会議ツールを用いた座談会やオンライン学習会という2つの取組を行った。オンラインによるこれらの取組について成果と課題及び今後の展望について報告をする。
分科会Ⅱ
⑥心身症・精神疾患
青森県立浪岡養護学校
中村 美紀子
『発達障害や精神疾患を有し、不適応行動の見られる児童に対する3年間の指導実践』
発達障害や精神疾患を有し、暴言や暴力など不適応行動の見られる児童に対する、実態把握と特性に合わせた指導実践、学部体制づくり、関係機関との連携、家庭支援など3年間(第4学年〜6学年)の実践について報告する。
高知県立高知江の口特別支援学校
溝渕 優希・井澤 陽子
『生徒のコミュニケーション力を高める授業実践をめざして
~支援のベクトル合わせのための校内研修の工夫~』
高等部において、教員間で生徒の課題や目標の共通認識の形成に取り組んだ。さらに中心課題の抽出と、その解決のための学習場面の検討を学部全体で取り組んだ。具体的な実践事例も交えながら、そのプロセスの報告を行う。
⑦重度重複障がい
大阪府立刀根山支援学校
小山 輝雄
『個々のニーズに合わせたプログラミングによる自作教材
~ICT機器の活用とプログラミングでつながる生徒たち~』
重度重複障がいの生徒の個々のニーズや好みに合わせたScratchでプログラミングした自作教材の活用について。視線入力装置の活用や生徒がプログラミングしたゲームでe-sports大会をすることによってつながっていく生徒たちについて発表する。
広島県立広島西特別支援学校
松村 直紀
『病棟で生活する児童に対する、愛着形成に重点を置いたアプローチの事例』
重度の知的障害と身体障害のために、乳幼児期から病棟での生活を継続している児童に対し、愛着形成に重点を置いたアプローチを実施した2事例について報告する。
⑧ICT活用
愛知県立大府特別支援学校
榊原 康久
『ICT機器を活用した高等部における学習保障と進路指導』
コロナ禍になり、同時双方向型通信によるオンライン授業は、教育効果を維持するために欠かすことのできないツールとなった。この状況下で本校が行ってきた学習保障や進路指導の紹介を通じ、療養中の高校生支援につながる取り組みを考察する。
徳島県立鴨島支援学校
藤原 美咲
『児童一人一人を大切にし,個性や能力に応じて自己実現をめざす個別最適な学びの保障』
コロナ禍で教育活動も様々な制限を受け、教育の保障が課題になっている。そのような中でICT技術を用いて、コロナ禍でも個に応じた安全で安心な学びを保障できる取組みの事例を発表する。
⑨地域連携
富山県立ふるさと支援学校
森山 佳子・河浦 吏通子
『本校における地域連携 ~隣接する病院との連携~』
本校は病院に隣接する学校であり、訪問教育の一部を除く児童生徒全員が入院患者である。近年適応障害と診断され入院している児童生徒が増加しており、より一層病院との連携が欠かせないものとなっている。本校への転出入における病院との連携について紹介する。
愛媛県立しげのぶ特別支援学校
田野岡 寛治
『関係機関との情報共有に基づく連携と支援の工夫 ― 児童の成長と生活の充実のために ―』
本校に隣接する子ども療育センターに入所している医療的ケアが必要な児童について、情報を共有し、関係機関と連携を図りながら支援・指導を行っている。摂食とコミュニケーションに関する取組の状況や対象児の変化についてまとめ、課題を整理する。